めぶきフィナンシャルグループは、地域に密着した総合金融グループとして地域の持続的な経済成長を目指し、総合金融サービスの拡充と広域ネットワークを活用した「経済」への取り組みを行っています。
主要地盤の産業特性を踏まえた幅広い支援施策を協働展開するとともに、グループの創意結集のもと、地域創生・地域経済活性化に貢献してまいります。
デジタル化支援
デジタル化支援体制の強化
取引先のデジタル化支援
当社グループでは、加速しているデジタル化のあらゆる動きにスピード感を持って取り組んでいます。ITコンサルティングの専門知識を持つチームによる支援のほか、外部との連携によるノウハウの共有とコンサルティング協業等を通じ、デジタルという専門性の高い分野にも対応できる体制を整え、お客さまの経営戦略に沿ったソリューションにつながるデジタル化の提案を行っています。
<外部との連携例>
- ITの専門家で作られている協会、団体とのオンラインセミナー共催、参加者への無料コンサルティングを実施
- IT事業者と業務提携し、コンサルティングおよびアプリケーションの導入を支援
IT・デジタルに関する専門人材の育成
取引先企業への経営に関する総合的なコンサルティングの提供が求められているなか、各種資格取得による知識やスキルの習得に取り組んでいます。
地域企業へのSDGs経営支援
政府による「2050年カーボンニュートラル宣言」など、「持続可能な社会の実現」に向けた脱炭素化への動きやダイバーシティなど社会問題への解決に取り組む機運が、国内外で高まっています。こうしたなか、地域の事業者にとってSDGsを自社事業に取り組んでいくことは、持続的な企業価値向上の観点から、重要な課題となっています。
当社グループでは、お客さまのSDGs達成に向けた取り組みを啓発・促進・支援することで、地域経済の活性化に貢献する地元企業の成長と発展をサポートしています。
- 「SDGs評価・コンサルティングサービス」
「SDGsについて企業が市場・社会から期待される基本事項」をベースとしたチェックシートによりSDGsへの取り組み状況を確認し、結果のフィードバックとともに取り組み強化の支援を行います。 - 「SDGs取組宣言支援サービス」
ヒアリングシートにもとづき、SDGs取り組み状況についてお伺いし、お客さまの事業内容とSDGsの17の目標との関係性を整理します。その診断結果を踏まえ、お客さまの「SDGs宣言書」作成に向けたサポートをします。
本業支援
事業承継支援
経営者の高齢化が進み、事業承継に課題を有する企業が多くなってきています。当社グループでは、両行の本部と営業店、外部の専門機関等が連携し、円滑な事業・資産承継等ができるようお客さまとともに考え、課題解決へ向けさまざまな支援を行っています。
年度 | 事業承継・M&A提案先数 |
---|---|
2021年 | 3,765 |
2020年 | 3,929 |
2019年 | 3,591 |
2018年 | 4,954 |
2017年 | 3,766 |
2016年 | 3,142 |
※銀行合算
地域産業の掘り起こしと新事業創造支援
ビジネスプランコンテストを通じた地域産業の発掘
地域に新産業・新事業を生み出し、地域経済の活性化に繋げていくため、地域の革新的・創造的な事業プランを募集・表彰する「めぶきビジネスアワード」を継続的に開催しています。
受賞プランの事業化ヘ向けて技術提案や販路拡大支援、ファンドを活用した金融面での支援などさまざまなサポートを実施しています。
応募プラン数 | 受賞プラン数 | |
---|---|---|
第5回(2021年) | 394 | 27 |
第4回(2020年) | 362 | 27 |
第3回(2019年) | 571 | 28 |
第2回(2018年) | 637 | 30 |
第1回(2017年) | 646 | 28 |
地域創生ファンド
2016年11月、地方創生に向けた取り組みの一環として、損害保険ジャパン日本興亜株式会社との共同出資により、「めぶき地域創生ファンド」を組成しました。本ファンドを通じて、「食・農・観光」分野のほか、地域の発展に資する事業、ビジネスアワード受賞先などに対し、新事業創出・事業拡大支援を行っています。
(注)「損害保険ジャパン日本興亜株式会社」は、2020年4月1日をもって「損害保険ジャパン株式会社」に商号変更しております。
件数 | 投資額 | |
---|---|---|
投資額(累計) | 11件 | 19.7億円 |
(2022年3月末:銀行合算)
新たな市場開拓・経済交流の拡大
ものづくり企業支援
当社グループの広域ネットワークを生かし、農業、食、ものづくり関連の各種商談会「めぶきFGものづくり企業フォーラム」を両行共同で開催し、お取引先同士のビジネスマッチング等を支援しています。
「めぶきFGものづくり企業フォーラム」の概要
実施年月 | 来場者数 | 商談件数 |
---|---|---|
2021年2月 | オンライン実施 来場者数・商談件数不明 | |
2020年2月 | 1,500名 | 370件 |
2019年2月 | 2,000名 | 380件 |
2018年2月 | 2,200名 | 480件 |
2017年2月 | 2,000名 | 390件 |
アグリビジネス支援
食関連事業者の販路拡大を目的として「めぶき 食の商談会」や、全国の地方銀行と連携した「地方銀行フードセレクション」を継続的に開催しています。
食の商談会
人材確保支援
人材不足解消への取り組み
めぶきフィナンシャルグループでは、多くの企業にとって重要な経営課題になっている人材確保を支援するため、常陽銀行の子会社である常陽産業研究所では、2018年10月に、足利銀行では、2019年4月に人材紹介事業を開始しました。
人材紹介実績(累計)
求人票作成件数 | 人材紹介成約件数 |
---|---|
2,225件 | 501件 |
(2022年3月末)
地域の持続的成長を支援
地公体と連携した地域活性化支援
めぶきフィナンシャルグループは、営業地盤内の多くの自治体と連携協定を結び、中心市街地活性化、定住促進、企業誘致、観光振興、古民家再生支援を通じた地域振興など様々な連携事業を実施しています。また指定金融機関を務める自治体とも、定期的に会合の場を持ち、地域の課題解決に向けた意見交換や各事業の連携を行っています。