人的資本/DE&I推進
めぶきフィナンシャルグループは、経営理念である「質の高い総合金融サービスの提供を通じ、地域とともに、ゆたかな未来を創り続けます。」を体現し、企業価値向上を図っていくための最も重要な経営資源は「人材」であるとの考え方のもと、人材育成、社内環境整備に取り組んでいます。第4次グループ中期経営計画においては、価値創造を担う人材がそれぞれの個性や強みを発揮して活躍できる環境を整備することにより、当社グループの企業価値向上の実現に向けた人材ポートフォリオを構築していきます。
主要取り組み
価値創造を担う人材の育成・確保
- 自律的なキャリア形成支援策の充実、専門人材育成
- 従業員データの分析に基づくスキルの可視化を通じた人材マネジメントの実践
- キャリア採用・リファラル採用、アルムナイネットワークの構築・活用による人材確保
- 社内外副業人材の活用
Well-being※1を実感できる職場環境整備
- ワークライフバランス諸制度の拡充
- 男性の育休取得促進に向けた啓発・研修の充実
- 健康経営の取り組み強化
- ファイナンシャル・ウェルネス向上に向けた取り組みの強化
- ※1 心身ともに良好な状態であること
DE&Iの推進
- 女性の上位職登用に向けた育成強化
- シニア層の活躍機会拡充
- リスキリング支援メニューの充実
従業員エンゲージメントの向上
- 職場毎の課題解決に向けた自律的活動の活性化
- 経営層と従業員との対話の充実
- 自主経営型への部店運営マネジメント改革

人的資本経営の推進体制(ガバナンス)
めぶきフィナンシャルグループでは、年齢・性別等に関わらず、誰もが公平にキャリアアップを目指せるよう人材育成を進めているほか、従業員が働きがいを実感し、長く働き続けることができる環境整備を進めており、女性活躍推進法に基づく取り組みや「働き方改革」などの諸施策を展開しています。また、ダイバーシティの推進に係る取り組みを統括する組織として両子銀行の人事部内に「ダイバーシティ推進室」を設置しているほか、「グループダイバーシティ方針」を制定し、グループ全体の多様性の確保に向けた取り組みを横断的に展開しています。サステナビリティにかかるガバナンス体制の詳細は、こちらをご参照ください。
グループダイバーシティ方針
人的資本経営の取り組み
人材育成方針・社内環境整備方針策定にあたっての前提(考え方)
長期ビジョン2030において掲げる目指す姿「地域とともにあゆむ価値創造グループ」の実現に向けて、以下の取り組みを確実に遂行していく方針です。このため、当社グループでは、地域への深い思いや理解に加え、金融の知識にとどまらず多様な角度から地域・お客さまの課題を発掘し、解決に向けて行動できる人材の育成、増強に取り組む必要があると考えています。
また、こうした人材が持てる力を最大限発揮し、活躍できる社内環境を整備することで人的資本の充実を図り、長期ビジョンの実現に繋げていきます。
長期ビジョンにおける主な取り組み
- (1)伝統的銀行領域(磨き上げる領域)や総合金融サービス領域(成長を強化する領域)といったコアビジネスを強化しながら、その強みを活かした事業領域の拡大に挑戦していきます。
- (2)従来の金融サービスの枠組みを超えて地域課題の解決に挑戦し、その取り組みにより得られたノウハウをコアビジネスに還元していくことで、新しい価値を創造していきます。
長期ビジョンと人的資本




人材育成方針
お客さまの期待と信頼に応えるための課題解決力の向上に向け、専門的なスキルを有する人材やお客さまの多様化するニーズにお応えし、新たな価値を創造する人材の確保・育成に取り組んでいきます。
また、リスキリング機会の充実を図り、将来にわたり事業環境の変化に適応し続けられる人材を増強していきます。
職場環境整備方針
多様な知見、能力を持った人材一人ひとりが持てる力を最大限発揮することができるよう、次の方針に基づき社内環境を整備します。
- 自律的な成長を後押しする組織風土
従業員の自律的な成長やチャレンジを促進するため、「成果と貢献が適切に評価され成長を実感できる」、「従業員が自律的にキャリアを切り拓くことにより新たな価値を創造し続ける」組織風土を醸成します。また、意欲・能力のある従業員が、より高いフィールドで活躍し、輝くことができる環境を整備していきます。 - ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)
一人ひとりが活躍し、持続的に成長できる企業グループであり続けるため、年齢・性別等にかかわらず、従業員それぞれの多様な考え方や経験を活かし、多様性と自律性を備える集団を形成することで、組織力の向上を図っていきます。また、ライフスタイルや就業意識の変化を踏まえつつ、多様な人材が当社グループで長く活躍できるよう、働きやすい職場環境・諸制度の整備を進めていきます。 - 健康経営
地域社会・地域経済の発展に貢献していくためには、従業員が心身ともに健康であることが必要不可欠であるとの認識のもと、従業員一人ひとりが健康でいきいきと働くことができ、力を最大限発揮できるよう、健康の保持・増進を支援していきます。
第4次グループ中期経営計画と人的資本
第4次グループ中期経営計画の事業ポートフォリオ戦略において、当社グループの事業セグメントを6つに分類した上で、セグメント別に戦略を展開しています。
事業ポートフォリオ戦略に紐づく適切な人員ポートフォリオの構築を目指して、コンサルティング人材やDX人材など、第4次グループ中期経営計画の戦略遂行に必要な高いスキルを保有する人材の育成・配置を戦略的に進めていきます。
第4次グループ中期経営計画最終年度である2027年度末に目指す人員ポートフォリオは下記のとおりです。総人員数の減少が見込まれる中にあっても、戦略遂行に必要なスキルと実践力を備えた人材の育成・確保を通じて、より一層戦略性の高い適材適所の配置を実現していきます。
2027年度末に目指す人員ポートフォリオ

取り組み状況
価値創造を担う人材の育成・確保
1.人材育成の取り組み
中核的な事業セグメント(法人、個人、公共)の事業成長に向け、さまざまな角度から地域・お客さまの課題を発掘し、解決に向けて行動できるコンサルティング人材の育成・確保に注力しています。
(1)DX人材・DXベース人材
昨今のDX・デジタル化の進展、生成AIの普及に適応し、当社グループのビジネスモデルの変革やお客さまのDX・デジタル化支援を担う人材をグループ全体として早急に育成・確保する観点から、従来の一律的な知識習得を主眼とする育成を、より実務能力および専門スキルに重点を置いた育成へと移行すべく、DX人材の認定要件を見直したうえで、新たな要件のもと「DX人材・DXベース人材の育成」を目標に掲げ取り組んでいます。
「DX人材・DXベース人材の育成」実績
| 目標 | 目標達成時期 | 2025年度末※1 | 進捗率 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 人数 | 従業員比率 | |||||
| DX人材※2 | 1,000名 | 2028年 3月末 |
2行合算 | 757名 | 13.7% | 75.7% |
| うち常陽銀行 | 376名 | 12.3% | ― | |||
| うち足利銀行 | 381名 | 15.6% | ― | |||
| DXベース人材 ※3 |
4,400名 ※4 |
2028年 3月末 |
2行合算 | 3,782名 | 68.7% | 86.0% |
| うち常陽銀行 | 2,035名 | 66.5% | ― | |||
| うち足利銀行 | 1,747名 | 71.4% | ― | |||
- ※1 AIの普及や顧客行動などの変化に対応した実務能力や専門スキルを重視すべく認定要件を再定義したため、2024年度以前とは算出基準が異なります。
- ※2 デジタルを活用した新たなビジネス創出や業務革新を企画し牽引する本部人材及び取引先企業へのDX支援を実行できる人材で、当社グループが定める認定要件にもとづき認定された人材
- ※3 ITパスポート取得者
- ※4 子銀行における全行員の約80%に相当する規模の育成を目標としています。
(2)コンサルティング人材の育成
コンサルティング領域は幅が広く、さまざまなスキル向上、育成施策を実施していますが、当社グループの中核事業は金融業であることを踏まえ、「高度資格保有者(FP1級、中小企業診断士、証券アナリスト保有者の延べ人数)」および「FP2級保有者」を指標とし、有資格者の育成・増強に注力しています。そのほか、専門人材の育成・確保にあたっては、専門分野に応じた資格を取得することを推奨して取り組んでいます。
高度資格保有者数(銀行合算)

FP2級保有者数(銀行合算)

(3)自律的な成長を後押しする組織風土
従業員一人ひとりが自律的にスキルアップやキャリア形成することで個人および組織が成長し、組織の活性化と強固な組織の構築につながり、経営戦略を実現できると考えています。
従業員が専門的なスキルを身に付け、さまざまな場面や角度から専門性を発揮できるよう支援し続けることが必要不可欠であるとの考えのもと、従業員が自ら手を挙げて内外の知見を吸収し、成長できる機会として、「グループ内外トレーニー派遣」や「公募によるトレーニー制度」、「ポストチャレンジ制度」を設けています。
この他にも、各種休日講座・ワークショップの開催、eラーニングの拡充など、自律的なキャリア支援・チャレンジを促進する環境の整備を行っています。
グループ内外トレーニー派遣数(銀行合算)

公募トレーニー・ポストチャレンジ制度(銀行合算)

(4)人的資本投資額
第4次グループ中期経営計画期間(2025~2027年度)においては、従業員の能力・スキル向上に資する人的資本投資を強化するため、主要KPI(目標)として3年間の投資累計額を30億円に設定しています。2025年度は10億円を投資し、KPI進捗率は33.4%となりました。
引き続き、従業員の自律的な成長を支援するとともに、新たな価値を創造する人材の育成に積極的に取り組んでいきます。
なお、両子銀行において、「知識」と「実践力」を掛け合わせた従業員スキルの可視化や、人的資本投資とスキルとの関係性の分析に取り組んでおり、その概要は以下のとおりです。
人的資本投資額の推移(銀行合算)

- ※1 外部講師費用・教材費
- ※2 外部研修・トレーニー派遣者の人件費、トレーニー派遣先への支払い
- ※3 上記以外の研修費(自宅学習システム、コアラーン受講料、資格取得奨励金、販売資格受験費用等)
2.人材確保
めぶきフィナンシャルグループの人材ポートフォリオを踏まえると、年齢構成に偏りがあることから、持続的な成長に向けては、安定的な新卒採用はもちろんのこと、事業領域の拡大、コンサルティング機能の深化や事業戦略の進展に応じて、戦略遂行に必要なスキルを有する人材を確保することが重要となります。
こうした認識のもと、高いスキルと専門性を有し、即戦力となる人材のキャリア採用を強化しており、採用人数、キャリア採用割合ともに増加傾向にあります。
常陽銀行
営業担当の従業員約1,500人を対象に実施した調査の分析結果を踏まえ、効果が高い研修への予算の重点配分や推奨資格へのインセンティブ付与等を行っています。

その他、特定の資格取得者や研修受講者においてスキルや営業成績向上の傾向が見られることやスキルのレベルが成長している人材の特徴なども確認されています。
※Institution for a Global Society株式会社が提供する人材の能力測定ツール「GROW360+」を活用
足利銀行
自行独自の部門別モデルケースを最大5つのグレードに体系化し、これらのグレードに対する到達度を測定し、スキルレベルと業務成果の分析をしました。分析結果を踏まえ、部門別モデルケースを人材成長の軸と位置付け、上位グレードへの計画的な移行を支援することで、多様な人材が最大限のパフォーマンスを発揮できる体制の構築に取り組んでいます。

キャリア採用(銀行合算)

※キャリア採用人数÷年間採用人数
DE&Iの推進
めぶきフィナンシャルグループの人材ポートフォリオを踏まえ、外部環境の急速な変化に適応するとともに、価値を創出し、企業理念の体現と企業価値向上を図っていくためには、女性、シニア層、専門性とさまざまな経験を持つキャリア採用者など、多様な人材を起用し、それぞれの特性や能力を最大限発揮できる環境を継続的に整備していくことが必要不可欠と認識しています。多様な人材が働きがいを感じ、多様な考え方や経験を活かすことができる組織を構築することで、新しい価値とイノベーションを創出し、持続的な成長を実現していきます。
1.女性の上位職登用
第4次グループ中期経営計画(2025~2027年度)においては、経営層に近いポジションを担える女性の登用や男女の賃金の額の差異の縮小に向け、「代理以上に占める女性比率」を主要KPI(目標)に設定し、取り組みを強化しています。
同指標については、2030年3月末に30%以上とすることを目指し、第4次グループ中期経営計画においては、2028年3月末に27%以上を目指していきます。
役職者に占める女性比率の推移(銀行合算)

めぶき女性塾
当社グループ全体の女性活躍推進をリードし、若手女性行員のロールモデルになりうる女性リーダー育成を図ることを目的に、2018年度から常陽銀行・足利銀行共同で「めぶき女性塾」を開催しています。代理クラスの従業員を対象に、当社グループの経営戦略、上位職として求められるマインド・スキル、当社の女性社外取締役による講義など、より高い視座で多方面から学ぶことができるカリキュラムとしているほか、現在支店長として活躍している女性行員との座談会を行うことで、キャリアアップによる将来の姿をイメージできるようにしています。
受講後に上位職に昇進した行員を多数輩出しており受講者のロールモデルとして後輩たちに自身の経験を伝えていく好循環が生まれているほか、両行の同職位の女性が一堂に会し、ディスカッションや情報交換を行うことで、両行間の人材交流や人脈形成にも大いに役立っています。

めぶき女性塾の様子
めぶきジェンダーダイバーシティ会議
当社および子銀行の女性社外取締役5名が主催し、「めぶきジェンダーダイバーシティ会議」が初めて開催され、公募により子銀行の女性従業員48名が参加しました。会議では、「女性活躍推進に関する現状認識」や「キャリアパス」をテーマに、活発な意見交換が行われました。
出された意見をもとに抽出された課題は、当社および子銀行の取締役会に提言されており、「DE&Iの推進」の実現に向け、課題解決に取り組んでいます。

2.「男女の賃金の差異」の状況
同一コース・同一職位・同一職種の場合、男女の賃金の額の差異はございません。下記の要因により総体として生じている差異の縮小に努めており、正規雇用労働者の差異は縮小傾向にあります。
- 正規雇用労働者
人員構成や年齢分布において、相対的に給与水準の高い上位職の女性比率が低いことが主な要因です。男女の平均勤続年数の差異もキャリア形成に影響を及ぼし、差異の要因となっています。 - パート・有期労働者
男性は管理職以上の従業員を定年後に再雇用する際の嘱託行員など、相対的に給与水準の高い従業員の比率が高い一方、女性はパートタイマーとして勤務する従業員の比率が高いことが差異の要因となっています。
男女の賃金の額の差異の推移(銀行合算)

- ※算出方法…出向者および無給休職者を除いて算出
正規雇用労働者:正行員および正行員に準ずる役割の行員
パート・有期雇用労働者:嘱託行員、シニア行員(定年後再雇用者)、パートタイマー
(パート・有期雇用労働者については、各社における正規雇用労働者の所定労働時間で換算した人員数をもとに算出)
3.女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画および実績
(1)常陽銀行
(2)足利銀行
Well-beingを実感できる職場環境整備
1.ワークライフバランス諸制度の拡充、男性の育児休職取得促進
休暇・休職制度や短時間勤務制度など、ライフイベントに応じた働き方や仕事と家庭の両立が図れるよう、制度の整備・拡充に加え、社内全体の理解を深める取り組みを進めています。
また、共働き世帯の増加にともない、男性の育児休職取得促進は人材確保の観点からも重要となっています。男性の育児休職取得率は、2022年度以降100%を超えて推移しており、今後も「100%維持」に努めるとともに、取得日数の増加に向けた取り組みや啓発を進めていきます。
多様な人材が当社グループで長く活躍できるよう、ライフスタイルや価値観の変化も踏まえながら、働きやすい職場環境や諸制度の整備を継続的に進めています。
【ワークライフバランス充実に向けた諸制度】
| フレックスタイム制勤務 | 各労働日の始業・終業時刻を従業員が自主的に設定して勤務する制度で、柔軟な働き方が可能です。 |
|---|---|
| 在宅勤務 | モバイルPCを貸与することで、自宅等での勤務を可能とするなど、効率的な働き方を実現しています。 |
| 副業制度 | 全従業員を対象とし、スキルアップや自己成長、地域社会への多面的な貢献を目的に導入しています(2025年度末実績:78名)。 |
| セルフケア休暇 ・ウェルネス休暇 |
生理休暇を拡充し、人間ドックや各種検診、更年期症状による就業困難時に活用できる休暇制度としました。 |
| 不妊治療休職制度 | 不妊治療を受けながら安心して働き続けることができるよう、最大2年間の休職を可能としています。 |
| カジュアルスタイルでの勤務 | TPOやビジネスシーンに応じた服装を選択することを前提に、カジュアルスタイルでの勤務を可能としています。 |
男性の育児休職取得率の推移(銀行合算)

2.健康経営、ファイナンシャル・ウェルネス向上に向けた取り組み強化
企業が健全であり続けるためには、従業員一人ひとりが心身ともに健康であることが必要不可欠であると認識しています。健康経営宣言に基づき、からだの健康の保持・増進の観点から、疾病の早期発見・重症化防止および生活習慣病の予防に向け、人間ドックや定期健康診断の実施に取り組んでいます。全従業員を対象としたストレスチェックや相談窓口の設置などを通じて、フィジカルヘルス・メンタルヘルスの両面から不調者の早期発見と健康保持・増進に努めています。
なお、常陽銀行と足利銀行は、2026年3月に経済産業省および日本健康会議主催の「健康経営優良法人2026(大企業法人部門)」に認定されました。
また、従業員の資産形成面における「豊かな暮らしの実現」は、心身の健康にも影響を与えるとともに、従業員と当社グループがともに成長していくうえで重要な基盤であると考えています。
「ファイナンシャル・ウェルネス」の向上に向けて、従業員の中長期的な資産形成に資する福利厚生制度の拡充に取り組んでいます。
| 健康経営施策 |
|
|---|---|
| ファイナンシャル・ウェルネスの 取り組み |
|
めぶきフィナンシャルグループ従業員持株会の新設
当社創立10周年事業の一環として、2026年7月に「めぶきフィナンシャルグループ従業員持株会」を新設しました。
これまで併存していた子銀行の持株会を統合することで、加入対象をグループ全社の従業員に拡大するとともに、統合を機に奨励金付与率を引き上げるなど、より多くの従業員の資産形成やファイナンシャル・ウェルネスの向上につながることが期待されます。

外部からの評価については、こちらをご参照ください。
従業員エンゲージメントの向上
職場毎の課題解決に向けた自律的活動の活性化
従業員一人ひとりが持てる能力を最大限発揮し、やりがい・働きがいを持って活躍できる職場環境の整備や組織力の向上を目的に、両子銀行においてエンゲージメントサーベイを実施しています。
加えて、グループの求心力を高め、グループシナジーの発揮を目的に、グループ全従業員を対象としたエンゲージメントサーベイを新たに開始しました。
定期的なサーベイ実施と、分析結果を踏まえたチームミーティングの開催、職場ごとの実態に即したアクションプランの策定・実行を通じて、サーベイスコアは上昇傾向にあります。
エンゲージメント向上の取り組みを通じ、より働きがいのある職場づくりや、自発的に課題解決に取り組む従業員の増加による組織力向上を目指し、取り組みを継続していきます。
グループ全社(使用ツール:独自設計)
「職務」、「成長」、「経営」の向上が、エンゲージメントを高める鍵となる要素であることが分かりました。
一方で、従業員は各事業会社に対しては比較的高いロイヤリティを有しているものの、当社グループ全体に対するロイヤリティは相対的に低い傾向にあり、課題として認識しています。当社グループは、2026年10月1日に創立10周年という節目を迎えます。これをひとつの契機として、グループ横断的な施策などを展開することで、グループ全体の一体感を醸成し、組織活力の最大化に努めていきます。
- ※職務…職務適正感(希望・能力)や仕事の意義(社会貢献)
- ※成長…キャリアビジョンや成長機会
- ※経営…経営のリーダーシップや経営との信頼関係、当社グループの将来性
サーベイスコアの変化
常陽銀行(使用ツール:Wevox)
| 2022/11月(初回) | 2026/2月 |
|---|---|
| 71ポイント | 75ポイント |
同規模の金融機関平均は68ポイントでありベンチマーク比良好
足利銀行(使用ツール:Qualtrics Employee XM)
エンゲージメントに関する設問に対する回答の肯定的回答率
| 2023/11月(初回) | 2026/1月 |
|---|---|
| 52% | 65% |
人的資本経営におけるリスクと機会(リスク管理)
人的資本に関するリスクについては、対応次第でリスクにも機会にもなりうると認識し、対応しています。
人的資本のリスクと機会について、以下の通り認識し、対応を行うとともに、人的資本への投資を強化する必要があると認識しています。
環境認識等を踏まえたリスク・機会と対応の方向性
1.外部環境の急速な変化とライフスタイル・価値観の多様化
| 社会・経済動向の変化と 環境認識 |
環境変化のスピードが増しており、今後も目まぐるしい変化が予想されます。また、シェアリングエコノミー、コト消費の拡大や、脱炭素化・SDGsなど個人レベルでの社会課題への意識が高まりつつあります。取り巻く環境の不確実性が高まる中、ステークホルダーの期待は、持続可能な地域社会の実現に向け当社グループがいかに貢献するかであり、価値を創造する人材の育成・確保と従業員の輝きを通じて、当社グループのビジネスを変容させていく必要があると認識しています。 |
|---|---|
| リスク |
人材の確保や育成が不足することで外部環境変化への対応の遅れ、多様化する顧客ニーズに応えられないことによる
|
| 機会 |
外部環境の変化に対応し、顧客ニーズに応えることの出来る人材の充実による
|
| 対応の方向性 |
【人材確保】
【人材育成】
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2.ダイバーシティ・働き方の変容
| 社会・経済動向の変化と 環境認識 |
女性活躍推進にとどまらない、多様な人材の活躍促進が社会的にも注目されています。副業やキャリア採用など、人材の流動化や異なる企業文化を持つ人材を活用した企業変革も活発化しています。 在宅勤務やテレワーク等、職場へ通わなくても勤務できる働き方も一般化しており、このような働き方は継続・定着していくものと思われます。 |
|---|---|
| リスク |
多様な人材が力を発揮しきれないこと、働き方・意識の変容に対応できないことによる
|
| 機会 |
ダイバーシティへの対応強化、ジェンダー格差の無い職場実現、働き方の見直しによる
|
| 対応の方向性 |
|
3.少子・高齢化の進展
| 社会・経済動向の変化と 環境認識 |
人口の地域的な偏在の加速化等が進むことにより地域の活力低下が懸念されるなか、子育て・高齢期を迎えた従業員が安心して働くことができ、従業員本人とその家族が、より豊かな暮らしができるよう環境を整備する必要があると認識しています。 |
|---|---|
| リスク |
労働人口減少に伴う
親の介護等に伴う
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| 機会 |
多様な担い手、働き方の確保による
|
| 対応の方向性 |
|
4.DX・デジタル化の進展
| 社会・経済動向の変化と 環境認識 |
デジタル化の波は、一段と拡大、加速しています。当社グループにおいてもビジネスや業務のあり方を抜本的に見直すなどのDXの推進は必要不可欠であり、今後も加速が予想されるデジタル化への対応スピード・方法は、当社グループ全体の成長を左右するリスクであると認識しています。 |
|---|---|
| リスク |
専門性の高い人材が不足し、DX・デジタル化への対応やAIの活用が遅れることによる
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| 機会 |
専門性の高い人材を充実させ、DX・デジタル化の進展やAI活用による
|
| 対応の方向性 |
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5.コンプライアンスの遵守
| 社会・経済動向の変化と 環境認識 |
コンプライアンス対応は単に法令等を遵守するだけではなく、その行動が「社会的に受け入れられるか」という視点がより一層重要となり、持続的な企業活動のために取り組む重要性の高いテーマであるとともに、企業の社会的責任(CSR)に対する期待や要求はさらに高まっていくと認識しています。 |
|---|---|
| リスク |
従業員のモラル低下による
メンタルヘルス、ハラスメント、長時間労働問題の発生による
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| 機会 |
従業員の倫理感と誠実性を高めることによる
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| 対応の方向性 |
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